12:
◯小山勇朗委員 流入してきた
土砂などで
しゅんせつせざるを得ない
部分があるということですが、これを
しゅんせつすることによって
相当変化を来すおそれはないのか、というのが第1点。
それから
ブロックで周りに
遊歩道を7、8年度で370メートルですか、それをずっと右の方まで───今現在ある
道路の近くまで
ブロックで固めていくというふうに聞いておりますが、そのことによって
生態系そのものが破壊されるおそれがあるのではないかと思いますし、逆に言うとそこまで金をかけて
整備せざるを得ないものは何なのか、その辺
理解できるように
お答えいただきたいと思います。私が
考えるには、今回買おうとしている
土地1万1188.42平米、この
部分に例えば、
物見台というか、ウオッチングできるようなものを建設し、何もぐるっと
沼周辺を必ず歩かなければならないということはないと思います。
あとせせらぎ水路の延長も450メートルあるわけですから、この
部分を歩いて散策しただけでも十分足りるだろうと思います。また、地図上からいえば、
仙台市道の分として沼の
周辺に既にできている
道路───車も通行できる
道路が既にあるにもかかわらず、沼の中にそういう
魚巣ブロックをさらに埋め込んでいくというようことは、余り必要ではないように思われますし、むだな経費の使い方ではないかとも思うんです。それらについて
お答えをいただきたいと思います。
13:
◯農政部長 第1点の
しゅんせつすることによる
生態系への
影響はどうなのかという
部分でございますが、まず
しゅんせつをなぜするかということでございますが、今現在
大沼の中に
ヘドロ状に泥がたまっているんです。それが
水質の悪化に
影響を及ぼしている
部分がありますので、
水質をよくするためにはやはり
しゅんせつをしていかなくてはならないと我々は
考えております。
第2点目のいわゆる
ブロック積みをして
遊歩道をつくるということが
生態系にはどうなのかということですが、今回
整備する
部分につきましては、この
図面でいきますと、下の青くかいてある
平成7年、
平成8年の
部分でございますが、そこは現在
鋼矢板で土どめをしておりまして、その
鋼矢板が腐食してきているという
部分もありまして、その
鋼矢板の腐食の
部分を取り除くとともに、あともう
一つはやはり水辺に行って例えば散策したり、鳥類を観察したりあるいは釣りをしたりということで、自然に親しむという
部分がよりできるのではなかろうかと我々
考えておりました。なお、過去2回ですが、
自然環境保護団体とも打ち合わせを持ちまして、そういう
計画についてお話をして、了解をいただいているところでございます。
14:
◯小山勇朗委員 今何板と言いましたかよくわかりませんでしたが、鉄板でできているのであれば、
普通建設用語でいう
シートパイルだと思うんですが、そうではなくて単なる木の板なんですか。
15:
◯農政部長 いわゆる鋼でできた板で、
通常鋼矢板と言われております。
16:
◯小山勇朗委員 それが腐食してきているということで、今回そこのところは
魚巣ブロックで固めていくということには一定程度
理解したとしても、
平成8年度以降の
部分については、再検討すべきものだと思うんです。特にその
部分は、すべてが板で囲われているわけではなくて、もう既に
コンクリートで
擁壁ができているというふうに聞いているわけですから。そういうふうなことからすれば、
コンクリート擁壁の前にさらに
魚巣ブロックを積むというようなことをあえてやらなければならない
状況はないと思います。8年度以降の分については、現状のまま
コンクリートに土がかぶさっていて───魚だってよく田舎に行けば、土に穴を掘ったりしてそこに寒い期間いるとか、我々だって小さいときそこに手を入れて魚をとったとか、そういうふうに、自然に魚などがすめる
状況などをあえて壊してまで───確かに
魚巣ブロックというのは、魚の入れるような特殊な
ブロックのようだが、そういうものにあえて金をかけてまで設置する必要があるのかどうか、その辺、今後の
検討課題にしていくべきだというふうに思いますけれど、
局長の
考え方を伺います。
17:
◯経済局長 今いろいろな視点から御
意見をちょうだいしたわけでございますけれど、
現時点で全体
計画を新たに見直すというようなことについては、大変難しい面もございます。今後の
計画の中で遺漏のないような形で十分配慮してまいりたいというふうに
考えております。
18:
◯小山勇朗委員 ヘドロを
しゅんせつするということですが、現在も
用水路から水が流入してきているわけでしょう。
ヘドロを
しゅんせつしてそれで
水質を守るということだけではなくて、流入する
農薬とかが含まれた水を、どこでどう浄化するかという点も非常に大事だと思うんですが、その辺をお聞かせいただきたい。
19:
◯農政部長 流入する水の
関係でございますけれど、現在
農業関係では、
農業集落排水事業というものをやっておりまして、年々浄化してきているのではなかろうかというふうには思っております。ただ、今後そういう汚い水が入ってきたときにどうするかという
部分なんですが、それはいわゆる
水質検査をするなど管理に
十分気をつけて、見守ってまいりたいというふうに思っております。
20:
◯小山勇朗委員 雑排水そのものは、
農業集落排水事業の中で下水と同じく扱われるからそれらは入っていかない。だけれども、ここにかいてあるように
スイレンとかさっき言ったように魚もここに生息するようにするわけでしょう。そういうときに、
農薬がここに流入することは最初から
考えられるし、そのことを放置しておいて、
農薬等が強くて
スイレンが全部枯れてしまうとか魚が全部死んでしまうとか、そういう事態になってから
対策を
考えても遅いわけですよ。
ヘドロを
しゅんせつして
水質を守るんだというのであれば、既に流入してくる水はわかっているのだから、そこのところを
自然浄化としてどういうものがあるのかとか、あるいはそういった
農薬などが流入しないようにするためにはどういう
方法があるのかとか、そういう
対策をきちっとしなければ、
環境を守るとかと言ってもただ
大沼を
整備したというだけに終わるだけではないんですか。これからいろいろ
水生植物をここには何がいいとか
考えながら、今後
憩いの場になるような
大沼周辺整備事業にしていくためにも、そういうふうな
水質汚濁、あるいは
農薬等影響の強いものが入ってくるのであれば、それの
対策というものが事前にとられてしかるべきだし、聞かれたらすぐ答えられるような
状況にしておかなければならないのではないかと思います。これから見守っていくということではどうにもならないと思いますが、そこのところをもう一回答えてください。
21:
◯経済局長 御承知のとおり、この
大沼周辺整備事業につきましては、親水
公園的な
施設として
整備するというのが基本的な
考えでございますので、今話の出た点につきましてはまさに基本的な入口の問題かとは受けとめております。なお、実はこの
沼そのものは、
若林区内の
愛宕堰等から取水されている
農業用水路という一面を持っており、あわせて
下水道が実は
合流方式なものですから、一たび大雨などが来ますとこの
水路に
生活雑排水などが流入するという特色を持っております。このようなことから長年にわたって
ヘドロ等が堆積したと私は受けとめております。今の御
指摘の点については、根本的には
下水道の
整備が何よりも不可欠かとは存じますけども、今置かれた
状況の中で何が可能な
方法としてとれるのか、その辺は十分留意してまいりたいと思います。
22:
◯小山勇朗委員 これから
整備が進められるわけですから、その点はぜひ留意していただきたいと思います。
次に、今回
取得する
用地以外に
買収する
部分は全くないのか、これが1点。
あとこの上の方の
せせらぎ水路───現在
農業園芸センターとここが接触している
部分だと思いますけれど、ここの
水路をどういうような形でつくっていくのか、例えばその
水路の上を
遊歩道的な形にしていくのか、別に4メートルの
遊歩道を建設していくようになるのか、この辺について
お答えをいただきたい。
23:
◯経済局長 前段の
部分について私から
お答えさせていただきます。今後の
展望でございますけれども、本
会議でもありましたように、この
大沼周辺整備事業につきましては、
園芸センター等との
施設の一体化の中で今後多くの
市民の
方々においでをいただきまして、
一つの
憩いの場としてぜひ充実いたしたいという
立場でございまして、
現時点のこの
施設ですべてOKかというと必ずしもそのようなことでは
なしに、
相当の時間を要するかとは思いますけれども───
農地を持っている農家の
方々の御協力などもちょうだいしなくてはならないでしょうし、財政上の問題もございますけれども、そのような多少時間がかかるかとは存じますけれども、
経済局としましては、もっと希望のある、夢のあるような
施設展望の中で
考えてまいりたいというふうに思っておりますので、御
理解をいただきたいと存じます。
24:
◯農政部長 後段の
せせらぎ水路の
部分でございますけれど、今後その
水路の
部分をどうするのかという話なんですが、これは今回の
事業採択された
計画の中ではちょっとできない
部分でございまして、その後将来の話になりますけれども、これにつきましては、いわゆる今現在
水路としてあるわけなんですが、その
水路の底を浅くして、
市民が親しめるような、そういう
せせらぎをつくっていきたいなというふうに思っております。
あと計画の中では、水車の
計画もしているということでございます。
25:
◯小山勇朗委員 今回この
大沼周辺整備ということで
土地を
取得してやるわけですけれども、
経済局として例えば
整備が終われば
条例に何々
公園というふうに、
公園として位置づけしていく
考え方なのか、それとも
園芸センターとの一体的なとらえ方の中での
一つの
施設として位置づけしていく
考えなのか、その
辺当局の
考え方を伺う。
市街化調整区域内では
農村公園とかは認められているが、
地区公園とかその他の
公園については、一切認められていないというふうにも聞いており、そういう
意味で、ここをどういった形で位置づけしていくのか、その辺ぜひ
お答えをいただきたい。
26:
◯経済局長 現在
事業の
名称は
大沼公園周辺整備事業ということでございますけれども、基本的な
考えとしましては、
園芸センター等の
施設と一体的な枠組みの中で
考えたいと思っております。その
名称を今後どうするのかというのは実は問題がございますので、御
指摘のいわばただ単なる
大沼というような固有名詞でございますと、なかなか
市民の多くの
方々にも御
理解が得られないというような面もございますので、この辺の
名称といわば
愛称につきましては、十分いろんな多くの
方々の御
意見などもいただきながら、きちんとしたものを
考えてまいりたいというように思っております。
27:
◯小山勇朗委員 確認だけ。今
局長は
大沼公園周辺というふうに、
大沼公園とつけたんですが、
大沼公園周辺ということで
名称は進んで来たということでいいのですか。
28:
◯経済局長 失礼しました。
事業としては
大沼周辺整備事業ということでございまして、今後のいわば
愛称については何々
公園とするとか、もっとより具体的にといいますか、
市民の
方々から名前もいいし
施設もいいなというような形で喜んでもらえるようにすべきだと思っておりますので、この
名称については十分
考えてまいりたいと思っています。
29:
◯洞口邦子委員 名称の話が出てついででもないんですが、これから
説明いただくことになるのかどうかわかりませんが、いただいた
資料2の
説明の中に、
大沼レクリエーションゾーン整備事業というふうになっているんですが、先ほどの御
説明ですと、
自然環境の
保全が
目的ということだったんですが、何か
レクリエーションゾーン整備事業というと、
自然環境保全と両立できるのかどうかという率直な疑問を抱かざるを得ないんです。沼の
水質保全だとか、最低限の
環境改善というのは私も必要だと思いますけれども、この
地域は87年に宮城自然の100選の中に選定されるということで、
市内に残された大変貴重な場所だと認識しています。今
小山委員からもあったように、必要以上に手を加えることについては、
自然保護団体の
方たちが
環境破壊につながりかねないということで、危惧の念も表明していると聞いていますけれども、その辺の
整合性といいますか、
レクリエーションゾーン整備事業と
環境保全というのは、どういうふうに
整合するのか
理解できませんので、ちょっと
説明いただけないでしょうか。
30:
◯経済局長 これらの
整備をするに当たりましては、当然ただいま御
指摘のありましたような問題に配慮していかなければならないというのは、まさに基本的な姿勢だと思います。実は、今回のこの
整備に当たりましては、昨年の7月とことしの1月でございますけれども、いろんな
環境団体等───等の中には地元の
町内会も含まれておりますけれども、七つのそういう
自然環境団体の
方々に十分にこの
計画につきまして御
説明をいたしておるところでございまして、十分なる御
理解をいただいておりますし、それぞれのいろんな
団体ごとに個別的な
要望等も実はございました。なお、それですべて100%解決というようなことでは
なしに、今後とも
施設整備をする中で、十分これら
関係団体の
皆様方とも継続して、そういう場は設定してまいりたいと
考えております。
31:
◯洞口邦子委員 お
話し合いを持っていただいたということは、非常に評価したいと思いますが、
話し合いといっても
当局の
計画を
説明するということだけに終わらせるのではなくて、
計画の変更だとか、新たな
計画や何かがあった場合は、逐次そういう
団体の方にきちっと御
説明していただいて、
意見も聞いて、もちろん100%納得のいくというふうな形は無理かもしれませんけれども、自然を愛する
人たちがそういう
立場からいろいろ
意見をおっしゃっているんだと思いますので、ぜひ最後まで聞く耳を持っていただきたいなと思います。一度自然に手を加えると、それをもとに戻すのは容易なことではないというのは、言うまでもありませんし、先ほども
小山委員からもあったように、今回恐らく
用地買収が難航していたんではないかと思われますけれども、ここは今
農地として使われている
土地だと思うんです。それを
買収してまで
施設的なものをつくる必要があるのかということについて、私自身も多少疑問を持つわけです。
大沼の自然をできるだけ残してほしいという住民の
意見を決して切り捨てないで、耳を傾けて貴重な自然を後世に残していく
努力を、ぜひ今後ともお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
32:
◯経済局長 そういう
方向で、当初から
考えておるところでございますので、今後ともそのような
方向で
考えてまいります。
33:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
34:
◯委員長 終了いたしました。
以上で、
議案に対する
質疑を終了いたしました。
《
付託議案の
決定の
審査について》
35:
◯委員長 それでは、これより
付託議案の
決定を行います。
なお、
決定に際して、
要望事項等がある場合には、
委員長報告に織り込むものについてはその旨をはっきりと簡明に
発言を願い、その旨の
発言がなければ、この場限りの
要望として取り扱うことになりますので、この点御了解願います。
それでは、第76
号議案財産の
取得に関する件について
討論はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
36:
◯委員長 討論なしと認めます。採決いたします。第76
号議案は
原案のとおり決することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
37:
◯委員長 御
異議なしと認めます。よって、本案は
原案のとおり決するのでありますが、この際
要望等があればお願いいたします。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
38:
◯委員長 決定いたしました。
以上で
付託議案審査を終了いたしました。
《
所管事務について》
39:
◯委員長 次は、
所管事務についてであります。まず、
経済局より
報告願います。
40:
◯経済局長
〔
下記資料に基づき
説明〕
・資 料 1
経済行政の
概要 商工部編
・資 料 2
経済行政の
概要 農政部編
・資 料 3
市場概要
・資 料 4
農業委員会の
概要
・資 料 5
仙台市
地域経済動向(
平成8年1月~3月期)
41:
◯委員長 ただいまの
報告に対し、何か
質問はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
42:
◯委員長 次に
環境局より
報告願います。
43:
◯環境局長
〔
下記資料に基づき
説明〕
・資 料 6
仙台市
環境局事業概要
・資 料 7 残したい「日本の
音風景100選」の認定について
44:
◯委員長 ただいまの
報告に対し、何か
質問はありませんか。
45:
◯洞口邦子委員 資料7の
説明に関連してお尋ねしたいと思います。認定された
音風景の2)の中に、
広瀬川の
カジカガエルと野鳥とがあり、ここには5月末から8月には
カジカガエルが美しい歌声を聞かせるとありますけれど、最近ではその声を聞くのがめっきり少なくなったということを耳にするわけです。
仙台市が74年につくった
広瀬川の
清流を守る
条例、これによって美しい
広瀬川の
清流を
保全して、次代に引き継ぐということがずっと行われてきているわけですが、本
会議で我が党が
質問をしました
環境保全区域の
指定について、93年9月に、
環境保全区域等の
見直しについて
清流保全審議会に諮問以来、3年近く
答申が出されないでいるということなんですが、
広瀬川の
上流部を含めて一体的に守るという観点から、
区域指定の
拡大を急ぐ必要があると思いますが、そうした
意味では
審議会の中で何が今問題になっているのか、その辺をお伺いしたいと思います。
46:
◯環境局長 本
会議でも
青野委員から
上流地域の
拡大の問題について
質疑があり、それに
お答えしたところでございますけれど、今の
専門委員会はこれまで7回
審議をいただいているわけでございますけれど、その中での
議論というのは、
一つには
見直しの対象となります
広瀬川の
上流域につきましては、
各種法令によります
指定区域があるわけでございまして、これらとの
整合あるいは
調整といった問題もございますし、
行政手続の上でもいろいろな問題があるんですが、最近
行政改革が叫ばれている折から、いわば二重に網をかけるような二重
行政の是非、そういったような
議論もこれまであるようでございまして、時間がかかっているというのが第1点でございます。
また、もう
一つには、
環境保全区域の
規制内容は、
都市計画法に定めます
市街化区域内において
用途地域ごとに区分して定めてございます。それで
都市計画法の
市街化区域の
拡大作業が今年度いっぱいかかるという見通しでありますことから、これをもにらみながら御
議論いただいているというような
状況でございます。
47:
◯洞口邦子委員 近年とみに
上流部の
ブナ林の乱伐による河川の
汚濁が進んでいると言われる中で、
環境保全区域が旧
市内にとどまっているために、このまま放置すれば
仙台市民のシンボルであるこの
清流を失うばかりでなく、貴重な
歴史的遺産を失いかねないというふうに警告する
人たちもいるわけです。いろいろネックになっているという事情はわからないわけではありませんが、ぜひ
審議会の
答申を急がせるとともに、
上流部への適用について、速やかに
見直しが図られるよう御
努力を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。
48:
◯環境局長 拙速を避けるということも時には大事だろうというふうに
考えております。十分な
部会審議で合意をちょうだいして進めてまいりたいと
考えます。
49:
◯洞口邦子委員 せっかくこうして
環境庁から認定される
音風景ですから、
全国にも恥じない良好な
環境を維持するために、
環境局として大いに主体性を発揮して
全国に誇れるすばらしい
音風景をつくっていただきたいと思いますが、その辺再度お伺いいたします。
50:
◯環境局長 今後とも
努力してまいりたいと思います。
51:
◯池田友信委員 考え方として、私は
風景には音があると思っております。したがって音を守ることは、
風景及び
環境を守ることになると思っておりまして、そういう
意味では
環境局も大変いきな取り組みをしたなと感じておるわけです。
指定をされた
状況を見ますと、100あるうちに生き物の音というような生物
関係で
指定されたものが26ぐらいあります。その中で
仙台が二つ入っているということですから、そういう
意味では生き物とあわせて
環境をいかに守っていくかということの課題が、これから
仙台市なり
地域なりで
考えなくてはならないということだと思います。しからばそこで
仙台市としてこれをどのような形で受けとめていくのかということをお聞きしたいと思います。
仙台市として、この
指定を受け、今後どのような
考えで取り組んでいくのかということが
一つ。
それからこの
事業の趣旨の
一つに、
地域に根差した取り組みを支援するということがありますが、
行政側としてはそういうことに対して、どんな感じで支援をしていくのか、また所管はどこになるのか───区役所になるのか、
環境局になるのか、あるいは河川でいきますと
下水道の河川課がやるようになるのか、その辺お伺いいたします。
52:
◯環境局長 大変難しい御
質問でございますけれど、今回
環境庁には5件の申請を出したのでございますが、そのうち二つが当選したというふうなことで、
環境局といたしましては今後とも、こういった
市民の皆さんの
環境保全活動といいますか、そうした活動に対しましては、的確にとらえて顕彰していきたいということが第1点となります。
それから所管でございますが、
環境局が窓口になるんであろうとは思いますけれども、区役所あるいは
関係部局と連携をとりながらということを大切に、取り組んでまいりたいと思います。
53:
◯池田友信委員 問題は
行政側だけでやるのではなくて、
地域でどういうふうに取り組んでいくのかということが大きなねらいに入ってくるのだろうと私は思います。したがって申請した側の
仙台市として、
地域でどんな形で取り組んでほしいという期待というか、どんなふうに広まっていってほしいと
考えているのか。特にカジカと広瀬側の方は
条例をつくっていて一応
環境がつくられているわけですが、スズムシについては
地域も出されていて、宮城野にいる私としても大変誇りを持たなければならないだろうと思います。誇りを持つ以上はどんな形でスズムシを守り、広め、あるいは育てていこうかなと
考えるわけです。そうしたときに
行政側ではどういうふうに対応してもらえるのかなということと、どんなことを住民に期待をしているのか伺います。こういうふうに選ばれた以上は、私も率先して宮城野区の中でスズムシを広めていこうかなと思っておりますが、その
辺当局の
考え方をお伺いします。
54:
◯環境局長 宮城野区におかれましては、梅田川や七北田川の
環境浄化の取り組みもちょうだいしているわけでございますが、今回のこのスズムシの里づくりにつきましても、2001年まで7年にわたります年次
計画を、既に宮城野区の協
議会が
計画をつくってございまして、それにしたがって順次
事業を展開していこうという意気込みを持ってくださっております。私どもでは、現在区が具体的にはお世話してくださっているわけでございますけれども、そういったことの中で、
環境局としても具体的に支援の必要があるというような場合には、いろいろな形でお手伝いしたいというふうに思います。
55:
◯池田友信委員 スズムシは私が子供のころ───昭和二十五、六年ごろは台原がスズムシの名所で、よく父に連れられてスズムシとりにいったんですが、もう全く台原はスズムシがすむような
状況ではなくなってきていて大変残念です。これからは宮城野中心にそういったスズムシのすめるような
環境をいかに広めていくかという形だと思うんですけれど、意外に宮城野区の中でもスズムシが100選に選ばれたということがわかってないし、PRされていない。そういう点では、ぜひこういったいい100選に選ばれたものですから、今後の広報活動も含めて、区と
環境局が一体となって
市民にアピールして、そういった
環境を
地域からも取り組んでもらうという工夫もぜひしていただきたいということの
要望を入れまして終わります。
56:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
57:
◯委員長 以上で
報告事項
関係を終了いたしました。
この際、
当局から
報告を受けた事項以外で、皆様から何か
発言がありましたらお願いいたします。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
58:
◯委員長 それでは、閉会中継続
審査事項についてお諮りいたします。
「中央卸売市場の
整備計画について」を閉会中も継続して
審査することにいたしたいと思いますが、これに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
59:
◯委員長 御
異議なしと認めます。
よって、そのように議長に対して申し出ることに
決定いたしました。
以上で、
所管事務についてを終了いたしました。
これをもって、
委員会を閉会いたします。...